あいちの林業の動き2013◀前の記事
2013年05月31日
愛知県の農業の動きと同時に最新データ（2011年度）を用いた林業に関する動向に関する資料も公表された。県全体の面積は516,324haでそのうち森林面積は219,207ha，42.5％を占めている。
森林面積のうち人工林率は63.6％で全国第3位である（残りはおおよそ天然林）。
人工林はほとんどスギ・ヒノキで占められている。
林業産出額は29億円で，全国では33位に位置する。第1位は長野県で505億円の産出額であり，愛知県とはかなりの差であることがわかる。
また愛知県は木材加工産業が盛んなところであり，木材・木製品出荷額は1,448億円（2010年）で全国第2位のようだ。
ただしここで使われている木材は多くが外国産で，国内材の割合は低いと考えられる。
実は林業は木材だけなく，林産物である栽培きのこ類の生産も含まれている。
愛知県の2011年のきのこの生産量は765トンであるが，全国でみると第1位の北海道が8,791トンであることからも，決して高い生産量ではない。
林業関係で主要な話題の1つとして，静岡県の林業関連施設との試験研究の連携協定が結ばれたことである。
三遠南信道や新東名の開通などの新たな動きをきっかけに始まったとても重要な交流・連携である。
愛知県の農林水産業
