夜を彩る個性的な花火―作る人と見る人を結ぶ:三遠南信#21◀前の記事
2010年11月16日

三遠南信 山と海 つなぐ人々#21
―信濃毎日新聞(2010.11.9㊋)
夜を彩る個性的な花火
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第21回は豊橋と清内路の花火交流について取り上げられています。
対象となった地域は豊橋市,阿智村清内路,飯田市の3地域。
東三河地域の伝統的文化の1つとして手筒煙火による奉納があります。多くの地区で10月の秋季例祭での手筒奉納が集中しています。
手筒花火そのものの歴史は,豊橋市の吉田神社の記録によると1558年に手筒を奉納したとなっているようです。
徳川家康の火薬製造が日本の花火文化に大きく貢献しているという説もあります。
南信州・旧清内路村は上清内路と下清内路の2地区で行われいて「手作り花火」(長野県無形民俗文化財)が行われいて江戸時代が期限とされてそうですが,行商農民が三河との取引する中で火薬製造法を学び持ち帰ってきたといわれています。
また,飯田市でも筒煙火「大三国」と呼ばれる打ち上げや仕掛け花火も行われています。
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東三河の手筒煙火奉納団体は,古い団体から,平成になってから立ち上げられた比較的新しい団体まであり,200近い団体が存在するようです。
手筒衆は火薬のつまった竹筒を我が身にピタリとつけ命をかけて神に捧げます。五穀豊穣,地域,家族,新たな命の誕生などの無事を祈ったり感謝したり,また婚礼や葬送など祝いや弔いなどの神への感謝の意も込められているようです。
まさに伝統ある神事。単なる余興でないと感じています。
Posted by ゆ~うぃっち at 23:15│Comments(0)
│東三河
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